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清水理恵(Rie Shimizu)フルート

清水理恵(Rie Shimizu)は、ソリスト、室内楽奏者、マスタークラス講師として非常に精力的に活動しています。これまでに、ISCM日本支部主催「協楽II 現代音楽演奏コンクール」第3位、東京フォルテ音楽賞など、数多くの賞や助成金を受賞しています。2020年には、非営利団体ビデオ産業振興機構の助成を受け、東京で開催された《日本作曲家の歴史》コンサートに主要ソリストとして出演しました。2021年には、文化庁(日本国政府)よりリサイタル開催のための助成金を受けました。
清水は定期的にソロ・リサイタルを開催しており、現在、J.S.バッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》全曲をフルートで演奏するプロジェクトに取り組んでいます。すでに《無伴奏チェロ組曲》の全曲演奏を完了しています。2023年には川崎市で行われた日本フルートコンヴェンションのパウエル・フルート・ショウケースにパウエル・フルート・アーティストとして出演し、フルートの表現力の深さを示すプログラムを披露しました。2024年からは、東京と新潟の両都市でサロンコンサートシリーズを継続的に企画・開催しており、演奏者と聴衆の間に生まれる繊細なつながりを探求する、対話に満ちた親密な公演を提供しています。
国際的にも、フランス・トゥールーズのフェスティバル・ド・ミュジーク・ヌーヴェル、アメリカ・ニューヨークのフルートコンヴェンション、ニュージャージー州立大学、ならびに中国のチチハル大学と綏化音楽院などで演奏、マスタークラス、講義のために招かれています。
日本生まれの清水は、東京の桐朋学園音楽大学で野口龍のもとフルートを学びました。元ボストン交響楽団首席奏者ドリオ・A・ドワイアーの独特な音色に感銘を受け、さらに研鑽を積むためボストン大学大学院で音楽修士号を取得しました。現在は、中国のチチハル大学と綏化音楽院で客員教授を務めるとともに、日本の桐朋学園芸術短期大学および新潟大学で非常勤講師を務めています。