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当社について


パウエルの工房を訪れると、さまざまな理由で多くの人が驚きます。それは、フルート製造の全包括的な性質であったり、工房で働く人の数であったりします。しかし、最も人々を驚かせるのは、フルートが陳列されたいくつもの棚がないということです。1927年に始まった伝統を引継ぎ、パウエルのフルートは、受注生産のみとなっています。これは、おそらく、当社の楽器の素晴らしい側面の一つです。私たちは、お客様からご注文いただいた楽器のみを製造してます。完成すると、フルートは、それぞれ完成を待っているフルート奏者の元へ発送されます。 waiting flutist.

製造を予定通りに進めるために、構成部品や素材を蓄えています。当社の機械工場は、常に、ハンドメイドフルートに必要なパーツを作り続けています。つまり、それは、トーンホール、キーカップ、アーム、リング、リブ、ポスト、クラウンなどです。注文を受けるとすぐに、各フルートに必要なすべての素材を整理します。次に、ハンドメイドの作業が始まります。

まず、管体部門が、管体にトーンホールを付け加えます。それは、引き上げであってもハンダ付けであっても手作業で行われます。各ハンダ付けトーンホールは、手作業で管体にぴったり合うように作られます。次に、リプとポストが組み立てられ、管体に取り付けられます。最後に、エンドリングと併せて、バレルと足部管ボックスが加えられます。管体部門は、その他のフル―トパーツを組み立てるための基礎部分を作り上げます。少しでも精確さに欠けるものは、認められません。

管体が検査に合格すると、それは、ストリンギング部門へ移されます。ストリンギングとは、メカニズム作りを指す言葉です。カスタムフルートの場合、一人のストリンガーが、各フルートのメカニズム全体を作り上げます。当社のコンセルバトリーとシグネチャーフルートは、チームによる手作業でストリングされます。粉砕、鋳造、プレス加工された部品の組み合わせを使って、ストリンガーは各キーをその他のメカニズムと同時に構成していきます。個々のキーはその他のキーに調和されます。数十年の経験を持つストリンガーが、ハンドメイドメカニズムを仕上げます。各キーの形と手触りは、機械的かつ人間工学的な目的を果たさなくてはなりません。配置は正確でなければなりません。美学的な見地から、技巧的で美しくなくてはなりません。

頭部管製造者は、すべての頭部管・ボディ・管壁・リッププレートの3つの基本的な部品を組み立てます。頭部管の主要部分がハンダ付けされる前に、各管体には、引き上げにより精密な細い先端が加工されます。次に、製造者は、カッティング作業に取りかかります。当社の管壁鋳造は、予め設計された正確な角度と大きさに従って行われますが、頭部管カット技師の作業は、最も重要です。頭部管カット技師は、ごくわずかの簡単な手工具を使って作業をしますが、これは、各頭部管に生命と特徴を与える作業です。頭部管製作者は、精密な技術と音を聞き分ける正確な耳をもっていなければならないということが、頭部管スタイルの種類の豊富さによって保証されています。頭部管が完成する前に、トーンの特徴を検査したり、各頭部管が当社の理想のサウンドを反映しているかを確認したりするために、一度演奏されます。

製造の仕上げ段階に近づいてきました。フルートの管体とメカニズムは、きれいに磨かれてから、仕上げ部門に移され、キーのパッド付けと調整作業が行われます。楽器は、数回の検査で、初めて、全体として演奏され、検査されます。パッドは、人間の髪の毛よりも細い単位の500分の1インチまで調整されます。各コルクは手作業で彫られ、管体に正確に合わせられます。スプリングの張力は、スムーズで均一な手触りになるように慎重に調整されます。

フルートが発送できる状態になったら、特別に誂えられたフランス製のレザーケースとケースカバーに収められて、生涯にわたる音楽演奏へ旅立つ準備が整います。

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